水野敬也著『夢をかなえるゾウ』飛鳥新社

p.20

それが「きっかけ」であることを決めるのは、今この瞬間の僕なんだ。

p.31

「ほなら逆に聞きたいんやけど、自分のやり方であかんのやったら、人の言うこと素直に聞いて実行する以外に、何か方法あんの?」
「それでもやれへんていうのは、何なん?プライド?自分の考えが正しいに違いない、いうプライドなん?」
「もしくは、期待してんのやろ。自分のやり方続けても、いつかは成功するんやないかって」

p.100

「ええか?こうやって自分が頑張れてるの確認するんはめっちゃ大事なことなんやで。それなんでか分かる?」
「それはな、『成長したり頑張ることは楽しい』て自分に教えていくためやねん。頑張らなあかん、頑張って成長せなあかんてどれだけ思ってもなかなか頑張れんのが人間やろ」

p.109

まずは小っさなことからはじめてみいや。酒でもタバコでもテレビでもインターネットでもなんでもええ。とにかく一日だけでええからやめてみ。そんで、そのやめた場所に何が入ってくるか注意深く見てみいや。」

神田昌典著『非常識な成功法則』フォレスト出版


p.47

「やりたいことを見つけたいなら、やりたいことを見つけようとしてはいけません」
「やりたいことを見つけるなら、やりたくないことを見つけなさい」
(中略)
「やりたくないこと」を明確化する前に、「やりたいこと」を目標としてしまうと悲劇だ。なぜなら、「やりたいこと」のなかには「やりたくないこと」が含まれているからである。

p.126

人間は、ぼーっとしていると、ついつい否定的なことを考える生き物だ。だから何も工夫しないと、大抵の場合、「疲れた」「困った」「心配だ」等のマイナスのことばっかり心の中に浮かんでくる。このようなマイナス思考のテープが勝手に回っているのである。すると現実でも、マイナスのことばかりが目につきやすくなってしまう。

p.157

マーケティングとは「優良な見込客を、営業マンの目の前に、連れてくる」こと。
それに対してセールスとは「その見込客を、営業マンが成約すること」なんだ。

p.220

決断をする際には、実現したい状況に至るまでのシナリオを描いているのである。つまり現在の「いい面」を最大限、残しながら、同時に将来の「悪い面」を最小化する。そして、将来の「いい面」を刈り取っていくという道を見出している。

吉越浩一郎著『「残業ゼロ」の仕事力』日本能率協会マネジメントセンター

p.122

私にとって、仕事はゲーム以外のなにものでもありません。だからこそ、「勝つ」ということが、最も重要なテーマなのです。勝てないゲームを続けなければならないぐらい苦痛なことはない、そうじゃないですか。

p.157

何が会社にとって正しいのかを論理的に考え、なおかつ判断に至るスピードが速く、決断する勇気を持ち、責任をとる覚悟がある。そして、その判断が圧倒的に正しい。
そう、トップはこれらすべての点で組織内の誰よりも秀でていると証明して見せなければならないのです。

10 simple ways to be more productive with less effort

本からの抜き書きではありませんが。

  1. 頭をスッキリさせてください
  2. 必要なタスクに集中してください
  3. 残りを全て削除してください
  4. 最初に、必要不可欠のタスクをすばやく終わらせてください
  5. 注意散漫を排除してください
  6. 簡単なツールを使用してください
  7. 一度に一つのことをせよ
  8. 静けさを見つけてください
  9. ビジネスにしてください
  10. もう少しを簡単にしなさい

元はこちら

こちらの記事で知りました。

高橋俊介著『いらないヤツは一人もいない』祥伝社黄金文庫

p.89

「おれはイヤな仕事ばかり与えられる。本当についていない。」と言う人がよくいますが、それはついていないのではなくて問題設定能力がないのです。問題設定能力のひじょうに高い人は、つねに自分で問題を設定して、仕事を作ってしまいます。(中略)
やりたくない仕事を与えられる前に、重要な仕事を自分から作ってしまう。ますます力が上がっていく。それによって、さらに重要で手応えのある仕事をまかされるようになっていくという好循環にハマる。そのためにも「仮説ー検証のサイクル」を身につけることが重要なのです。

続けて高橋俊介さんの本を。前掲の『キャリアショック』よりも、読み物としては読みやすいかも。
タイトルから社員教育のような内容をイメージしていましたが、実際は「含み損社員」(現在もらっている給料より市場価値が下がってしまっている状態)にならない、またはなってしまっても幸せに生きていくためには、といった内容がメイン。

高橋俊介著『キャリアショック』SB文庫

p.31

CSR(キャリア・セルフ・リライアンス)のコンセプト
  1. 自己認識と価値観の確立
  2. 生涯学習の実践
  3. 未来思考の行動特性
  4. 人的ネットワークの積極的開拓と活用
  5. 変化への適応性

HPが全社員に訴えかけたCSRのコンセプトは、上のような五つの柱からなっていた。
この内容を一目してわかるように、CSRがきわめて特徴的であったのは、単に社外で売れるスキルを身につける、あるいは、普遍性のある資格を取るといったレベルの話ではなく、いつキャリアショックがやってくるかわからない環境激変の時代に、自分で生き抜く力を五つの要素で示し、強く意識づけを行っていることだ。

p.33

プランド・ハップンスタンス・セオリーとは、直訳すれば、「計画された偶然理論」ということになるが、ひとことでいえば、変化の激しい時代には、キャリアは基本的に予期しない偶然の出来事によってその八割が形成されるとする理論だ。そのため、個人が自律的にキャリアを切り開いていこうと思ったら、偶然を必然化する、つまり、偶然の出来事を自ら仕掛けていくことが必要になってくるというのだ。

p.81

自分のキャリアの幸せは自分でつくる。そのとき、動機が原点になる。自分の動機を知り、単にいまあるスキルやコンピタンシーとのマッチングではなく、動機とできる限りマッチングするキャリアを切り開いていくのだ。

キャリアを形成するためには、ニーズがあるスキルなどを身につけるのではなく、自分の動機や価値観をもっとみつめる。偶然を必然化させる。そういった視点が新鮮でした。
「これからどうやってキャリアを形成していったらよいのか」といった不安を抱えるばかりではなく、自分の好きなことに没頭し、掘り下げる時間を持つことで道が拓けるのかもしれません。

Venkat Subramaniam, Andy Hunt著『アジャイルプラクティス』オーム社



p.3

アジャイル開発では、チームのメンバー(およびチームと共に作業するメンバー)全員が、プロジェクトで明確な結果を出すことを目指すプロフェッショナルであることを前提としている。

p.11

用意している役割はただひとつ、ソフトウェア開発者だけだ。

p.113

コードは、書くことよりも読まれることのほうがずっと多い。

p.196

アジャイル開発者たちが、アジャイルにチームで開発するからアジャイル開発

梅田望夫著『ウェブ時代 5つの定理』文芸春秋


p.65

アントレプレナーシップを支える「常軌を逸した熱」は、「やりたいことをやる」という気持ちと「社会をより良くしたい」という思いの組み合わせによって持続します。お金が最優先事項では、長期に渡ってそういう熱が持続しません。(中略)倫理性と経済性が融合したシリコンバレーのそんな独特な論理が、仕事の面白さを倍増させ、「働く意欲」の強い源になっているのです。

p.72

日本の場合、「チームワーク」という概念に、「優秀な個」という前提が自動的にはビルトインされていないところが落とし穴だと思います。

p.230

私はここ数年ずっと、「ネット世界とは学習の高速道路なのだ」というネット観について考えてきました。おそらくこのまま十年が経過すると「学習の高速道路」の充実度は、言語圏によって大きく異なってきます。

p.260

どれほどの数の人がいても、一人ひとりの個性や経験や環境はすべて異なります。さまざまな個性や志向性を組み合わせていけば、「自分がやらない限り世に起こらないことをする」ことは必ずできる。これは誰にも開かれた考え方で、それがフラット化するこれからの時代に、仕事の上でコモディティ化しないための心構えだとも思うのです。

ひとこと。
よく職場などで「自分の強みがわからない」「自分には強みがない」などと言う人がいますが、それはその環境に期待されている(と思っている)尺度に自分をあてはめてしまっているからではないか。
もっと自由に、自分の個性を膨らませてみれば、自分の強みとして捉えることができるんではないか。
最後の引用箇所を読んで、そんなことを感じました。

小林英二著『モチベーションが上がるワクワク仕事術』C&R研究所


p.99

楽しさを創造する5つの条件
  1. 自己目的的な活動
  2. 目標の設定とフィードバックの仕組み(ゲーム化)
  3. 自己統制的な感覚
  4. 能力拡大の実感
  5. 注意の集中

p.106

「仕事を楽しむ技術」は、次の5つです。
  1. 会社・仕事のワクワク感を見つける技術(ワクワク発見力)
  2. 仕事をゲーム化する技術(ゲーム化力)
  3. 目の前の仕事に集中するための技術(頭の整理術)
  4. 心配事やイヤな仕事にも動じない技術(気持ちのコントロール術)
  5. 効率よく能力を身につける技術(高速学習術)

p.118

ワクワク感の原点は他人からの感謝

p.152

「ご褒美は他人からもらうもの」という常識を捨てましょう。
自分のことを一番褒めてくれる人、自分にご褒美をくれるのは、自分でよいのです。そして、自分から他の人を褒めましょう。他の人にご褒美を与えましょう。
私はそういった能力を「ご褒美創造力」と呼んでいます。

p.204

「注意力」を浪費していく原因の一つは、「これから、何をしようか?」と迷うこと。この迷いが注意散漫を生み出します。

p.218

恐怖心から目をそらしてはいけません。不安から目をそらしても、現実は変わりません。間違ったプラス思考の習慣を身に付けてはいけないのです。
「自分が現在不安に感じているものは何か?恐れているものは何か?」ということを直視する時間を作るのです。

p.258

情報のインプット力を高めるといことは、2つのことを行うということです。
一つが情報収集。もう一つが、収集した情報の中で大事なことを記憶する能力を高めるということです。

小山龍介著『STUDY HACKS!』東洋経済新報社

STUDY HACKS!
p.234

これまでやってきた仕事と関係のない別のスキルを、勉強を通じて身につける。それによって、大胆なキャリアチェンジをしたり、自分のキャリアをユニークなものへと変えてしまうのです。これを、企業の経営戦略論になぞらえて「キャリアのブルーオーシャン戦略」と呼びたいと思います。